グローバル人材育成研究会も足かけ10年、次回、11月19日(月)の回で81回を迎えることになった。
今回は2年ぶりの大阪開催。テーマは「2013年度のグローバル人材育成 最新動向」。
この10年間、「グローバル化」、「グローバル人材育成」を取り巻く環境は大きく変化してきた。
2010年頃から、楽天やファーストリテイリングの英語公用語化、各社での留学生や外国人採用比率の高まりなどが話題となり、また経済状況の変化もあり、にわかに「グローバル人材」が脚光を浴びるようになってきた。
そして今や新聞やビジネス誌において「グローバル」、「グローバル人材」という言葉を目にしない日はなく、
書店でも関連テーマの書籍が散見されるようになった。
私自身が「パーソナル・グローバリゼーション」を2008年に執筆して以来、大きな変化である。
しかし、課題の本質的な部分は10年前とほとんど変わっていないと感じている。
グローバル人材の定義はいまだに不明瞭。多くの日本人にとって英語が壁となるため、
グローバル人材になることは英語力をつけることと、ほぼ同義になっている例もまだまだ多い。
そして、定義の不明瞭さから来る、グローバル人材育成プランの効果性の低さ。
組織全体への影響力を考えると部課長クラスが研修対象となるべきだが、対象層の抵抗の強さから若手に偏りがちな投資。
海外のリソースをあまり活用できていないこと、など課題は依然山積である。
このままでは、本当に手遅れになるのではないかという危機感もより鮮明になってきている。
しかし、危機ばかりでもない。
この10年間で成功例も多く生まれてきているのも事実だ。
即席で仕上がるような近道はないが、着実に力を付けられる道はあると実感している。
さて、2012年も残り2ヶ月余り。2013年はどのような年になるであろうか?
関西企業の皆様と2012年の成功事例などもご紹介しながら
グローバル人材育成について意見交換が出きる機会を持たせていただければと思っている。
前回から大分時間が経ってしまったが最近関西の企業からのお問い合わせも急増しており、ご参加を心よりお待ちしている。
お申込みはこちらから。
http://www.globaledu-j.com/consortium/seminar_list.html
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2010年1月開催の模様
http://www.globaledu-j.com/hrd/seminar_report/20100114_Furukawa_Fukuda.html
2010年10月開催の模様
http://www.globaledu-j.com/hrd/seminar_report/20101006_Fukuda.html