年末年始のメディアの論調は、米国が引き起こした金融危機への痛烈な批判と、迅速な景気浮揚策を打ち出せない麻生政権への失望感に溢れています。
外需頼みの日本経済から内需でも生き残れる国づくりなどという声も聞こえてきますが、どうも話が極端に振れすぎているような気がします。
現実的には、日本企業だけではなく世界中の企業は、新しいビジネスモデルやイノベーションを起こし、危機の真っ只中にチャンスを掴み取り、外需も内需もどちらもフレキシブルに取っていかなければ生き残りが厳しくなるでしょう。
2009年は企業も個人も今までの成功パターンやパラダイムから脱却することを突きつけられるという意味では、後年、振り返ると画期的な改革を起こした年にもなりえると考えます。
この激動の時代は、自立し、グローバルでも能力を発揮できる人材にとってはまたとない機会であります。
グローバル・エデュケーションはそのための組織作りと人材育成に貢献できるよう本年も力を注いでまいります。
本年もご支援のほどよろしくお願い申し上げます。
写真はお正月に真鶴で撮影したカモメ