布留川 勝の人材育成の現場日記

グローバル人材育成 「成功する企業 失敗する企業」

2013/10/16

グローバル人材育成

今週の水曜日に、第92回G研
「導入事例発表!ディベートを取り入れた
「選抜人材向けグローバル研修」でのグローバルリーダーシップ醸成』
~ディベートを通じて、グローバル人材に必要な英語力、ロジカルシンキング、教養を高める ~

を開催した。

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今回は、下記のような3部構成で行った。
第1部: グローバル人材育成の失敗例、成功例
第2部:あずさ監査法人様の事例発表
第3部:河原崎講師のディベート研修

私からは冒頭にグローバル人材育成の成功例と失敗例をお話した。
私がグローバル人材育成の現場に携わってからかれこれ27年が経過した。
思い起こせば、今でも記憶に残っている成功事例と、折れるべきではなかった妥協を許し、
失敗してしまった事例
がある。
そして私が実感している成功する企業の特徴は下記の3つだ。

そして、あずさ監査法人様は、下記3つにどれも当てはまり、
かつ、3番目の「人材育成担当者の専門性が高くかつ、思いがある」が極めて高い。

1. 英語力のある人材ではなく、グローバルで通用する人材像が明確且つ社内で共有され、継続的に偏りなく育成している。また、いつまでに何名という期限が設定されている。

2. 景気の落ち込みと関係なく育成に投資する。ブレがない。

3. 人材育成担当者の専門性が高くかつ、思いがある。

あずさ監査法人様の事例発表で、私が一番心に残っているのは、
「プログラムは生き物。丁寧な作り込みと事務局の粘りが必要。」という一言だ。

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研修は、本当に生き物だと思う。
例え、全く同じ内容で企画をしたとしても、
・受講者
・事務局
・講師
・研修会社
の四者の関わり合い方で全く異なる場が出来上がる。
だからこそ、毎回が化学反応なようなものに思えるし、一瞬一瞬が勝負だ。
二度と同じ瞬間は訪れないし、一瞬一瞬を最高の時にするために、
四者がそれぞれ、知恵を絞ってベストなものを作り、参加者に気づきや成長のきっかけになる場を作る

「場を作る」という意味では、河原崎講師のディベート研修は職人技である。私は河原崎氏とは10年以上弊社のパートナー講師としてお付き合い頂いているが、常に細部に工夫を凝らし妥協しない前のめりの姿勢には頭が下がる。
河原崎講師の研修は、まさに一瞬一瞬が勝負で、無駄な時間が1秒たりともない。
まさに高速回転な研修なのだが、それは河原崎講師の
受講生のニーズに120%以上応えたい、という「場作りへの思い」に起因するものではないだろうか。

5繰り返しになるが、研修とは、個人・組織の成長の場作りをすることだ。
頭の中で描いた企画通りに行くことはほとんどなく、
ニュアンスを含む現場での細かいの調整をしてこそ、よい場が出来上がる。
手間暇を惜しんではいけない。
まさに、そんなことを改めて感じた一日だった。

[ 終了後に、あずさ監査法人の元田様、丸山様、そして河原崎講師と ]
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