先週末、関西の企業での選抜人材向けグローバル人材化研修の成果発表会があった。
この企業では、2007年より部課長クラスのグローバル人材育成に携わっている。
今年度から若手向けに内容をリニューアルして、その第1期生である20名による英語でのプレゼンテーションが行われた。
5名1組で全4組行われたプレゼンテーションは、人材開発部長から「祭りを楽しむような雰囲気で夢を語ってほしい」との期待に応えるような内容に仕上がっていた。
英語力が高いメンバーも、低いメンバーも、互いにアイデアを出し合い、ちょっとした遊び心も入れたプレゼンテーションに、同席していた役員、参加者の上司、そして過去の研修卒業生である部課長など総勢約50名の聴衆からも笑いが挙がり、大いに楽しんだ感があった。
20名のメンバーが学んだことは何か?グローバルビジネスに通用するコミュニケーションスキルや知識はもちろんのこと、一番の成果は「マインド」であり、これからのキャリアに向かう「姿勢」だと思っている。
成果発表をやり遂げた、彼ら、彼女らの目は輝き、表情はイキイキとしていた。
これからはある程度の困難には負けず立ち向かえるという自信、グローバルビジネスに主体的に関わっていこうとする姿勢が感じられた。
これは彼ら、彼女らにとっても、会社にとっても大きな資産になる。
グローバルビジネスを推進していくにあたり、この20名、そして過去の卒業生たちが牽引していくに違いないと確信している。
2007年にこの研修が始まった当初、少なからず社内でも抵抗があったという。
しかし、「グローバルという言葉が聞かれなくなるぐらい、グローバル化が進み、当たり前の状態になっているようにしたい」という取締役人事部長の思いのもと継続することで今に至っている。
その思いが、今回の20名のメンバーを温かに見守り、応援する50名の聴衆につながっているのではないだろうか。
「No dream comes true if you do not believe in it」
この研修は、この成果発表で卒業して終わりではなく、これからがスタートである。
これからも夢を持って前へ進んでもらいたい、そんな思いのこもった取締役人事部長の言葉で発表会が締めくくられた。
このプロジェクトに携わることが出来、関係者の方々には改めて感謝申し上げたい。