布留川 勝の人材育成の現場日記

総論賛成・各論賛成

2011/06/29

グローバル人材育成

先週土曜日に金融大手企業で選抜リーダーコース(29人)がスタートとして、キックオフの講師を担当した。人事部長の冒頭の挨拶で、社内外役員からグローバルリーダーの育成に関して、「育つの待つ、というのはやめ、選抜育成だ」という強い意見がでたとのお話があった。

この方向性はまさに各業種上位企業の危機意識と一致している。

通常は総論賛成・各論反対、すなわち全社的に人材のグローバル人材化は賛成だが、自部署のスター級人材を国内や海外の研修のために現場から抜くとなると、それは無理、となるということである。

1億2000万人の日本市場ではなく、60億人の市場経済市場でしのぎを削らなければ将来がない企業では、総論も各論も賛成でなければ前に進まない。

グローバル人材育成を社内で面展開するには、OJT中心では力不足である。OJT(現場訓練&キャリアパス)とOFFJT(研修)を効果的に組み合わせて相乗効果を起こすのが正しい方向性である、と私は考える。

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