布留川 勝の人材育成の現場日記

グローバリゼーション3.0における「赴任前研修のあり方」

2011/03/30

グローバル人材育成

funinmae

昨日、赴任前研修の講師を担当した。
内容は、1)グローバリゼーションの本質、2)赴任先で有能であるグローバル人材の要件、 3)自分グローバル化プロジェクトの始め方である。

30代を中心としたご参加者は本質的に何が起きているのかに対する理解度が高く講師としてはやりやすかった。

私のパートの後は、赴任先に応じて、「成功するグローバル人材の10のコミュニケーションの習慣(ネイティブによる英語でのコース)」(欧州を含む英語圏向け)と「中国ビジネスDo’s & Don’ts」(中華圏向け)の2クラスに分けて実施した。

「赴任前研修のあり方」であるが、従来の赴任直前のコンプライアンス、セクハラ対応、英会話・異文化レッスンだけのものは各社大きく見直しが入ってきている。それは当然だと私は考える。

先進国のみならず新興国のローカル社員のハイスペック化のスピードは加速化している。ローカル社員をマネージまたは協働するには、赴任者には以前にも増して高いスキルが求められる。
赴任者には現地の状況を正確に伝えるべきであり、「行けば何とかなるよ」的なメッセージは送ってはならない。そんなに甘くはないのだ。5~10年前の研修内容をそのまま使うのは危険である。

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