布留川 勝の人材育成の現場日記

「新たな企業DNAを作る10人」

2011/11/18

グローバル企業

役員

DNA10

先週の金曜日と土曜日に関西のメーカーにて次世代の経営人材育成をねらいとしたプログラムがスタートし、そのファシリテーター役として参加させて頂いた。
現経営陣を招き、自社のDNA、経営人材としての人間力、グローバル展開の課題、その他経営課題などについて、10名の新任執行役員および選抜部長と共に議論していく中で、経営陣としての責任感と視野を養っていくことをねらいとした約半年間のプログラムだ。

この企業では、既に1年間のコア人材のグローバル化プログラムを3年間実施し、その卒業生80名のうち9割が海外事業に携わっている。今年から更に若手層を対象にした半年間プログラムもスタートした。
『「グローバル」という言葉が使われなくなるぐらい当たり前の状態にしたい』という人事取締役の思いもあり、更にグローバル化を推進していく上で、経営人材も、という形になった。

今回は初回として相談役をお招きし創業時の戦略やエピソードを語って頂き、初日午前中から活発な議論が行われた。自社らしさとは、そして相談役が指摘する様々な組織、人、事業の課題などを議論しながら、求められるリーダー像を考えて頂いた。

参加者が自ら「経営人材」として考えることが狙いの一つになっているため、このプログラムをどう活用していきたいかということも考えて頂いた。
さすがに意識の高い参加者だけに、かなり組織の深い部分まで切り込んだ議論となった。
第1回を終えての一言として、経営陣とのディスカッションが出来ただけでなく、今まで10名同士、互いに名前も知っていたが、相手に持っていたイメージが(良い方向に)変わった、これからはこんなテーマで模擬経営会議をしたい、などの意見も出てきており、自社を将来を支えていく10名、これまでの企業DNAを進化させる10名、という意識も芽生えてきた感を受けている。

事務局の方々とは、新たな1ページを作っているという楽しみに溢れており、この企画に携わることが出来た自分としてもこれからの半年が本当に楽しみである。

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