昨日、3月18日(月)に第85回グローバル人材育成研究会
「グローバリゼーション対応に潜むリスクを乗り越える!
~キャリア形成でのリスクマネジメントと
危機をチャンスに変える危機管理対応力~」を開催した。
今回は、私から「見直し!従来型キャリア研修」と題して、
キャリア研修にグローバルの視点を入れる重要性をお話した。
私の問題意識については、下記のブログに詳しいので、
(http://blog.m-furukawa.jp/archives/51983993.html)
今回は割愛させていただくが、今回ご参加いただいた方からは、
キャリア研修の問題点や各社の状況として下記のようなものが挙げられ、
有意義なディスカションとなった。
・長期的な育成の視点と現実の社会変化のスピード感を
どのようにバランスを取るべきか。
・階層別の一律研修を順次廃止し、役割期待に応じた
選択制などの研修を充実させていく方向に動いている。
・キャリア研修を受講する受講者のマインドが保守的で、
時間に追われているという言い訳が多く、
現実の変化にスピード感をもって対応できていない。
また、第二部では、
日産自動車様と当社が共同開発したEラーニングの一部をご紹介した。
開発の経緯や日産自動車様での反響は、こちらに詳しいので、
ご参照いただきたい。
https://jinjibu.jp/article/detl/tieup/630/
Eラーニング自体はこちらから↓
http://www.netlearning.co.jp/le/course/global.asp
第三部のDavid Wagner講師による
「リーダーのための危機管理コミュニケーション」では、
十分な情報が得られない中、しかも刻一刻と変わる状況で
どのような行動を取るべきか、というロールプレイ形式の
ワークショップをご体験いただいた。
日本は根回しの文化と言われることもあるが、
危機管理では、事前の根回しが出来ない。
ビジネスはunpredictable(予測できない)の連続だ。
このようなワークショップを通して、日々の問題解決力、
そして問題解決へのコミュニケーション力を上げていく必要がある。
リスクマネジメントは、今後のマネージャ層にとって必須のスキルだろう。