先週は講師を4日間も務めたので現場報告が遅れてしまった。
5月17日(火)にG研第63回を行ったので簡単に報告したい。ゲストは弊社パートナー講師の森和成氏だ。当日のレポートは近日中にホームページにアップの予定である。
私からは、モチベーション3.0時代のマネジメントと題して、
ダニエル・ピンクのモチベーションの話や、アメリカ、中国、フィリピンなどの
国々で起こっている企業研修の流れなどをご報告申し上げた。
森氏のセッションでは、「人間おはじき」という面白いワークを行った。
現場の人間と本部の人間に分かれ、ともにプロジェクトを遂行する、というワークなのだが、
本来ならば、双方が協力して問題解決をすべきところが、
様々な制約により、なかなか協力体制が組めない。
それぞれがプロジェクトを遂行しようとがんばるのだが、
現場は本部からの適切な指示がないために不安を抱き、
本部は自分たちだけで問題を解決しなければならないと思い込み、問題を抱え込んでしまう。
このような状況をワークで作り出すことにより、
現場への権限委譲、全体プロセスを全員で共有することの大切さなど、リーダーシップの本質を体験するのだ。
私は後ろで見学させてもらっていたのだが、参加者の皆様の白熱ぶりに驚くと同時に、
会社を経営している身として、本部の人間が問題を抱え込んでしまい、
結果として現場がコミュニケーション・ブレークダウンすることの恐ろしさを改めて感じた。
まさに原発問題においてもパニック状態のなか、あり得ない判断が起こっていたのも想像できる。
森氏のセッションは、毎回見るたびにパワーアップしていて、非常におもしろい。
次回G研は、6月7日(火)にコーチング界のカリスマ、平本あきお氏を迎えて行う予定だ。
まだ若干ながら残席も残っているので、この機会にぜひご体験いただきたい。
写真は当日の様子