近年の新入社員・若手社員の傾向として、多くの材育成ご担当者から、
「自分で考えない」、「目標意識や向上心があまりない」、「常に正解探しをする」、
「直ぐにマニュアルを欲しがる」、「無駄な努力はしたくない」、などのご相談をいただく。
情報社会で育った今の若手社員が一番望むのは、円滑な人間関係と言われており、SNSにより増えすぎてしまった彼らの友人関係は、顔見知りから腹を割って話せる親友まで、全てネットの中に収斂されている場合が多いと言われている。
また、溢れる情報の中、直ぐにインターネットで検索すれば、知りたい情報が入手できる環境で育ったため、物知りではあるものの「考える力」が今まで以上に低下していることが懸念されている。
12/14(月)第120回グローバル人材育成研究会(G研)では、今の若手社員の特徴である「円滑な人間関係を好む」というスタイルは活かしながら、より相手の立場になって(相手軸=FOR YOU)で「考える」ことにより、相手のための行動が、最終的には自分の為にもなり、結果としてFOR USの状態を作りだす竹枝正樹講師の研修内容をご紹介する。
そもそも「考える」とは、何なのか?
「考える」ことを細分化し、「考える」ことを「自分の頭で正しく考えられる」状態まで引き上げる内容だ。そして、物事には相手の数だけ「正解」があることを様々なケースを通して体験することが出来る。
是非、新入社員及び若手社員の「思考力強化」の研修企画・立案にお役立ていただければ幸いである。
また、私のパートでは皆さんとのディスカッションを通して、2016年のグローバル人材育成トレンドについて下記内容で考える回を予定している。
・社員に寄り添う戦略的なアドバイザーとしての「人事ビジネスパートナー(HRBP)」が求められる
・データベースを駆使し、タレントマネジメントを定着させる動きが加速する
・グローバル化に伴い「選抜グローバル人材育成」の二―ズが、今まで以上に高まる
・「階層別の多様な研修体制の構築」及びグローバル人材育成のニーズの「個別化」が加速する
是非、この2015年を締めくくる今年最後のG研で、多くのご担当者様と意見交換できることを楽しみにしている。