昨日は萩原健一(ショーケン)のトークライブに行ってきた。オフィスの近くにあるタケオ・キクチの店にショーケンはよくやってくるらしく、そこの店長が私がショーケンファンであることを知り、このライブのことを教えてくれた。ライブを見るのは、テンプターズのコンサート以来なので、およそ40年ぶりである。スキャンダルの多い人で、4-5年前には映画の出演料がらみの恐喝未遂容疑で有罪判決を受けた。この時はもうこれで終わりかと思ったが、昨日のテアトル銀座はほぼ満席だった。対談の名手阿川佐和子さんとのトークセッションは、還暦を迎えたショーケンの波乱万丈な人生をうまく引き出しオトナの会話を楽しめた。
ショーケンのトークライブを見て、この言葉が浮かんだ。
Only the Paranoid Survive. パラノイアだけが生き残れる。
アンディ・グローブ(インテルの創業者の一人)
器用な人ではない、声もでなくなってきている、人生は傷だらけである。
ただ、この人、俳優としてもロッカーとしてもパラノイアであることは間違いない。
写真はライブ終了後にファンと握手するショーケン。