オリンピックで盛り上がるこの週に中国に来るのは気が重かった。しかし、来て見ると、意外と変わったことはない。入国は上海、それも虹橋空港にしたからかもしれないが15分で外に出れたのには驚いた。入国審査も友好的で、笑顔でニーハオ、サイチェンと愛想もすこぶるよい。
昨日は上海に1泊し、カーネギーメロン大学のパートナーYue氏とプログラム開発に関するミーティングがあり、今日は蘇州に来ている。こちらには20年来の友人かつ仕事仲間のAdrian氏も住んでいるのでホテルで会った。彼はイギリス人で留学プログラムでお世話になっている。最近は小説を書いていて作家でもある。奥様の仕事の関係でもう当地に3-4年住んでいるので蘇州事情は詳しい。
彼はE-bike(電気バイク)でやってきたので、帰りに駐車場までついていき無理やり試乗させてもらった。実は、私は結構バイク好きである。蘇州では環境対策でガソリンバイクは禁止されて乗れないらしい。坂道はかなりきついらしいが、平地ではまったく問題なく走る。このバイクは2-3万円で安いのだが、造りと仕上げの酷さは想像を絶する。日本ではまず売れないだろう。ライトは2日目からつかず、クラクションは4日目から反応しなくなったそうだ。サイドミラーをつけるはずの穴はずれているのでつけられない。
今、夜の11時半。そして、このブログを宿泊している米系ホテルのエグゼクティブラウンジで書いている。この時間でも回りは米国人らしきビジネスパーソンばかりである。8割がノートPC持参でまだお仕事中である(そういう私も人のことを言えるわけではない…)。ワイヤレスでネットにつながるのと、食事とアルコールがただなのでここに集まってくる。隣の少し酔いの回った米国人5人の話を聞いているとなんと真剣に仕事の話をしているではないか。それも、価格設定の件でその中の一人が怒っていてしらけムードである。彼らもグローバル企業のエグゼクティブかマネージャーだと思われるが、日本人ビジネスパーソンとかわらないなーと思った次第である。