先々週報告させて頂いた、カリフォルニア大学バークレー校での新入社員MOT研修プログラムが無事終了した。
参加者は何を得た のだろうか?
本研修に同行した弊社コンサルタントの近藤の報告を紹介したい。
“This is not only about “Innovation” but also “changing
yourself”とのAndrew Isaacs教授の言葉で始まった研修。
シリコンバレーにおける「イノベーション」のフレームワークやその背景など様々な角度から学び、ケーススタディなどを通して考えた。
そして企業訪問ではイノベーションを起こし続け、グローバルに大きな影響力を与えている、社風や規模も異なる、いくつかの企業のエグゼクティブにお会いしてきた。
そこで学んだことはやはり彼らの「生きざま」であり、社会に対する「姿勢」だった。
私たちを受け入れて頂いたある上級役員は、IT業界では世界中、誰もがその名を知る大企業のR&Dを取り仕切っており、1万人もの部下がいる。通常ミーティングには10~15分程度しか行わない方がなんと2時間も私たちと共にして頂いた。
本当に貴重な時間をなぜ割いて頂けたのか?
それは『参加者が「未来を創る人達」であり、そこに自身の知恵や学びを伝えることは「社会に貢献すること」であるから』。
この上級役員は実はガンとも闘っていること をオープンに話してくれた。
だからこそ、「未来を創ること」に全力を注いでいる。
この言葉はとても重く、その想いに応えるには「いい質問をすること」と学んだ参加者は次々に手を挙げ質問をしていった。
その行動こそが様々な方々とつながり新たな気付きを生み出す。
10日間の研修を無事終え、本研修の責任者であり、その企業の創業メンバーでもある役員のF氏はこう結ばれた。
「これまでにない、また今後の会社人生でそうはないこの研修での学び、興奮を胸に刻み、思いを共にした仲間達と共に、社会に揉まれながら新しい時代を築き上げてもらいたい。」
彼ら彼女らが近い将来にイノベーションを生み出すことを期待し、心から応援したい。