今日は、昨日から始まった米国での10日間の新入社員についてレポートしたい。
この企業では「イノベーション」をテーマにカリフォルニア大学バークレー校Haas School of BusinessのManagement of TechnologyプログラムのディレクターであるAndrew Isaacs教授から学び、
イノベーションを起こしている企業を訪問するものである。
内容はビジネススクールでも行われているハイレベルのもので、新入社員どころか経営幹部クラス向けと言っても過言ではない。新入社員研修としては、「もったいない」と考えられるかもしれない。しかし、一流の内容に触れることで、彼ら・彼女らのモチベーションは高まるし、また知的好奇心をくすぐるため、視野を広げるなどの効果が期待できる。
同行中の弊社コンサルタント近藤からの初日のレポートが届いたので皆さんと共有したい。
今年は25名の日本からの新入社員に加え、米国オフィスの若手社員2名も加わっての研修となった。前日にはIsaacs教授に、こんな質問をぶつけてみたい、といった熱い思いを語る参加者もおり、どのような形になるか、とても楽しみだ。
オープニングでいきなりIsaacs教授の情熱あふれるジェスチャーを交えてのファシリテーションに参加者の多くが一気に惹き込まれた。参加者のエネルギーレベルも高くIsaacs教授の講義に対して、新た知識を得ての驚きの声や、関心した様子のフィードバックが多く聞こえてくる。
このプログラムを通して何を学ぶのか?
冒頭でのIsaacs教授の言葉が印象的だった。
This is not only about “Innovation” but also “changing yourself”. Changing how you see the world, changing yourself as more professional.
一流校、一流の教授による海外研修を行う意味の一つはここにある。イノベーションについての最新知識を学ぶだけでなく、”自分を変えること”に意味がある。
その過程で自分を新たなレベルに高めようと努力し、他者と積極的に関わることでスタンダードを高められる。最終日に彼ら、彼女らがどのような変化を実感できているのか、今から楽しみだ。
<研修の冒頭で「今、プロフェッショナルとして問うべき課題は何か?」についてIsaacs教授と共に考える参加者>