G研37回については前回書かせていただいたが、今回は私のパート『「攻めの組織」を大急ぎで実現するためのダイバーシティマネジメント対応可能な人材の育成』について書かせていただく。
冒頭でご参加に、みなさんの属する組織は、次のどちらに近いですか?と問いかけた。
1 「異質を受け入れ活用する組織」
2 「同質を好みそれを維持しようとする組織」
約25名のご参加者全員が、(2)に手を挙げた。
どちらが優れているかという話ではなく、単に違うだけなのだが、25対0というのはそれはそれでインパクトがある。
この結果は、今回のテーマである、ダイバーシティマネジメントとは正反対の方向である。そもそも、ダイバーシティというと、ほとんどの国内企業においては、「女性の活用」がメインテーマである。
しかし、実態は以下が現実であり、管理職を含めても、近未来に大きくこの比率が変わると予測する人は少ない。
(日本の全上場企業の役員における男性と女性の比率)
男性(44654人)98.8% 女性(550人)1.2%
私は、ダイバーシティに関して、「女性の活用」に留まらず、以下の3C2Gで捉えるべきだと考える。イノベーティブな企業ほど、この3C2Gを意識し、ダイナミズムに変換することに投資している。
思考・行動特性(Characteristics)
職種・キャリア(Career)
国籍・文化 (Culture)
世代 (Generation)
男性・女性 (Gender)
ダイバーシティに関連する研修プログラムは、様々実施している。
写真は今月から約1ヶ月間クアラルンプールで行われているコースのものである。
5カ国250名の社員が、ダイバーシティの中で、『個のグローバル化』を促進するワークショップに挑戦中である。