先週のグローバル人材育成研究会の後、ニューヨーク大学の私のパートナーであるDr. Jexが来日されていたので、Alumni Party(同窓会)を青山で開いた。毎年開催している会であるが、今年も8年前からのコース修了者から、来年参加される方まで集まって頂いた。
このニューヨーク大学のGlobal Certificate(Mini-MBA)は、8年前に弊社とニューヨーク大学のパートナーシップでスタートしたプログラムで、主に、MBAへの派遣をやめて、同じ予算でより人数を多く派遣したいという企業や20代後半から30代の次世代リーダー候補のグローバル人材化の一環として人気がある。
また、個人でも「MBAでも語学でもない留学」を探している人にもぴったりのプログラムだ。
パーティの席上、参加者はみなさんそれぞれの思い出を楽しそうに語っていた。横で話を聞いていてマンハッタンに住み、ニューヨーク大学で学んだことを本当に人生の財産のように思われているのが手に取るようにわかった。ご経験者にはわかると思うが、留学は人生においてインパクトのあるものである。ただ、ニューヨークという街に「住んで学ぶ」ということは、留学にプラスアルファを与えるものである。なぜか?それは「ニューヨークはアメリカではなくて、ニューヨーク」だからである。「人種の坩堝、夢と欲望が渦巻く街」である。まさしく、グローバルなのである。留学とは、ある意味「人生を学ぶ」ものでもある。若い時期に強烈なインパクトを感じることは、感性を磨くことにつながり、リーダーとしての資質を創る。
10年以上に前に、米国でMBAに変わる日本人のための「MBA的知識・発想、コミュニケーションスキル・使える英語力をすべて同時に学べるコース」を必死で探していた。
5-6の州を回り、なかなか思ったようなプログラムが見つからず、帰国前日に出会ったのがDr. Jexである。
いつも不思議なのは、その10年以上前に始めてお会いして、今もまったく変わらないDr. Jexがかもし出す「静かなパッション」である。米国人の多くはこの「静かな」感じがあまりない。
その「静かなパッション」に惹かれ協働させていただいているが、やはり正解だったと思う。この「Global Certificate」 は、確実にグローバルな人材を育成してきている。
昨日から、アジアでの「Mini-MBA」と若手のグローバルトレーニングのリサーチのため、金融危機が直撃している上海に来ている。また、改めてご報告したい。
写真はパーティーで挨拶するDr. Jex.