国際後継者フォーラムマネジメントスクールさん主催のニューヨーク大学マネジメントコースが今週始まった。この企画は昨年に引き続き2回目で、弊社がコースのコーディネートを担当している。
代表の二条さんは、23歳でお父様が亡くなり9店舗を擁する婦人服チェーンの会社の社長となった。その後16年間中小企業の経営者として頑張られたが,2000年に会社は整理・破産。そして、二代目経験者として同じ過ちをしてほしくないという一念で全国の後継者を支援している方である。(二条さんのBlogはこちら→http://nijou.livedoor.biz/)
二条さんとは6年前にキャリアカウンセラーのセミナーで一緒になり、同じ時期に起業したこともあり親しくさせていただいている。 会員の後継者にグローバルな体験をしていただきたいという二条さんの依頼で、ニューヨーク大学に5日間のマネジメントのコースをカスタムで昨年開設した。内容は、リーダーシップ、ミーティングマネジメント、異文化コミュニケーションに加え、ゲストスピーカーをお呼びしている。
昨年の1回目の到着日に、二条さんからメールを頂いた。そのメールが感動的であった。5年前の自分は会社を閉め、破産まで追い込まれ、その頃には自分がコンサルタントとして会員の方たちとニューヨークまでやってくることなど想像もできなかった。ホテルで一人になった時は、走馬灯のように今までの苦労が目の前に浮かんできて涙が止まらなかったとのことである。普段から二条さんの優しい人柄を知っている私は、その光景が目に浮かんできて、この企画に参加できたことが本当に嬉しかった。昨年のご参加者との帰国報告会には私も参加したが、皆さんそれぞれ何か感動を持ち帰られたようで会も盛り上がった。家の事情で大学進学をあきらめた後継者の方もいて、ニューヨーク大学で短期間であるが講義を受けたことには特別な感情を覚えたと二条さんに語ってくれた人もいた。
写真は今朝早速二条さんよりメールされてきたもので今年の参加者である。前列左から三人目が二条さんである。後列中央が前々回このブログでご紹介したDr. Jexで、今回もいろいろとアレンジに走り回ってくれた。
今週の土曜には一行は帰国する。