9月8日(金)にグローバル人材育成研究会の18回を開催したので簡単に様子をご紹介する。今回はUCバークレーのHaas School of BusinessよりAndrew Isaacs教授をお招きし、エグゼクティブプログラムとMOT(Management of Technology)に関する最新情報について講演いただき、私からは、グローバル人材の動向について解説させていただいた。当日は30社の人材育成ご担当者がご参加された。
MOTのランキング
Isaacs教授からMOTのランキングに関してわかりやすい説明があった。経営と技術大学院の両方のランキングが高い学校をまずMOTの上位校と評価する、という考え方である。セミナーではチャートを使用したが、結果として両方の大学院を持ち、且つ両方の大学院ランキングが高かったグループにはUCバークレー、MIT、スタンフォード、カーネギーメロンがあげられていた。
ジャパンパッシング
また、ここ4-5年続いていた米国上位校がアジアでは日本を通り越して、中国や韓国との関係を深めていたジャパンパッシングに関して、私がもっと日本に注目して欲しいという注文を出したが、教授もそろそろ状況が変わりつつあるのではないかという考え方を示してくれた。
グローバルリーダー育成のリソース
まさにそのことと関係があるのであるが、セミナー中、私が以前から主張を繰り返している日本企業は、欧米のビジネススクールをもっとグローバルリーダー育成のリソースとして使うべきであるという点についても、今回のセミナーご参加者の多くからポジティブな感想を頂いた。
グローバル人材育成研究会(http://www.globaledu-j.com/e/e6.html)では、今までハーバード、コロンビア、カーネギーメロン、そして今回UCバークレーの4校との研究会を開催したが、今後その他のトップ校もお招きしていく予定である。
写真左はセミナーの様子、右はAndrew Isaacs教授