布留川 勝の人材育成の現場日記

前回のブログでは、日本企業のグローバル人材における課題として、グローバル人材=英語力という極端な施策が日本企業のグローバル人材の育成のスピードを遅くしている可能性があるという意見を述べさせていただいた。

ただこれは英語力が必要がないと言っている意味では全くなく、英語さえできればという考え方によって、リーダーシップの要素であるグローバルスキル&マインドセットがないがしろにされることを懸念しての意見である。

端的な弊害としては、グローバル人材育成=英語研修という形に収まってしまうことである。

私はグローバル人材の育成に30年以上の経験があるが、例外を除いて単なる英会話レッスンを通して、英語力がグローバルで通用するレベルまで到達した例はほとんど見てきていない。むしろどちらかというと、研修ご担当者から「結局英語研修は無駄だった。継続学習につながらないので、半年後1年後にはまた元に戻ってしまう。」という話を多く聞く。

前回のブログでも述べたが、「嫌々やる人」は長続きしないのである。日本のような英語を必要としない国で英語をモノにするには「習慣化&継続学習」以外には方法がない。ではなぜ、「習慣化化&継続学習」ができないのか?

原因は以下2つである。

1) やる気になれない    2) やり方がわからない

正直な話単純な話なのである。この2つさえ何とかしてしまえば、社員の英語力がアップするのであるが、この2つとほとんど関係のない、「とりあえず外国人による英会話レッスン」をやってしまうから失敗してしまうのである。

おそらく皆さんの周りにも、英語が大好きで「習慣化&継続学習」に成功して英語をものにしてしまっている人がいるはずである。いわゆる英語マニアである。

「そんな英語マニアたちのノウハウをワークショップ化できないかな~」と15年ほど前に電通さんのご担当者から相談され、数日間必死で考えて作ったワークショップを弊社の専務取締役の福田聡子の人気コースとして展開している。どんどんワークショップの内容が進化しており、たまに後ろで一部をオブザーブすることがあるのだが、進化の度合いに驚くことがある。そして、現在は、常に期待以上の結果が求められるアスリートのノウハウをワークショップに入れようともしている。

興味のある方は、ぜひ1月19日(土)のセミナーに参加してみていただきたい。

英語はスキマ時間で身に付ける!「右脳型英語学習法」

1月19日(土) 10:00~17:00 @ 当社代官山セミナールーム

この写真は現在アスリートのノウハウをこのワークショップに取り入れるために、毎週末様々なトレーニングに参加している講師の福田聡子と競泳の世界選手権やオリンピックでもメダル常連の瀬戸大也選手

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