先週と今週で、ロンドンとパリに出張し、London Business Schoolにも打ち合わせで訪問してきたので、様子をお伝えしたい。グローバルリーダー育成動向や日本企業の昨今の動き、そして、日本人参加者の強み弱みなど情報交換した。
ヨーロッパのビジネススクールでやはり有名なのは、London Business Schoolだろう。今回は久しぶりの訪問だったが、やはり正統派ビジネススクールは健在だと感じた。特に、リーダーシップの分野で強みを発揮しており、自分自身の内面と向き合い、ポテンシャルを引き出すためのコーチとの対話は非常に深い、と参加者からの評判が高い。
London Business Schoolというと、どうしてもイギリス人が多いのかと思われがちだが、130ヶ国からの学生・参加者を誇り、およそ160名を超える教授陣の出身国・地域は30ヶ国に上る。
ただ、参加者に求める英語レベルはとても高く、高度な理解力と発信力がないと、なかなかクラスに貢献できない。
日本人にとっては、難関のビジネススクールではあるが、その分、得られるものも多い。
日本で最も有名なLBSの教授といえば、リンダ・グラットン(Lynda Gratton)ではないだろうか。著書「ライフシフト 100年時代の人生戦略」によって、100歳まで生きる時代に、どうやって学び直し、生きるのか?を問い、今までと同じ生き方ではいけない、と世の中に警鐘を鳴らした。
London Business Schoolの担当者との打ち合わせまで時間があったので、キャンパスを散策していたら、意外とポップな椅子があった。