布留川 勝の人材育成の現場日記

そもそもどんな会社がグローバル企業なのか?

2018/06/26

エッセイ

グローバル企業

そもそもどんな会社がグローバル企業(グローバル市場で勝てる)なのか?

入社してくる日本人や外国人の若者たちが「夢を持てる会社」なのではないかと私は思っている。
夢を持てない会社は強くはなれない。なれたとしても短命だ。

それが今、残念ながら、優秀でやる気のある人ほど幻滅してしまう現象が起きていると感じる。一体何が起きているのか。

あるトップ企業の若手社員が私にこう言った。「マネジメント層に理想を掲げ、戦っている感じのする人が少ない。一部の人が必死になっているのは確かだが、それ以外の管理職が毎日流されながら生きている。」

若すぎるからそのように見えるのかもしれない。あるいは若くてピュアだから本当のことが見えるのかもしれない。

大会社に入って親も喜んで、寄らば大樹の陰と思っている若手社員は除外するとして、将来会社の大黒柱になるような若者は、言い訳ばかり言っていたり、大局観のない上司にはついていかない。

自分が実現したい未来があって、それを会社という仕組みを通して実現していく。働くことを通して社会にインパクトを与える。夢が持てる会社とは、仕事を通して、社会へのポジティブなインパクトを与えられる実感が持てる会社ではないだろうか。

私の世代はとにかく一流企業に入社して真面目に一生懸命働くことでちゃんと出口が用意されていた。その当時まだ社会貢献まで考える余裕はなかった。家族を養うことで必死だった。

今、若者は理想と現実の狭間で昔より不安になっている。少子高齢化、何が起きるかわからない将来、100歳まで生き80歳まで働く、年金も退職金もあてにできない。

流れは確実に変わった。高度経済成長期の採用・評価・配置・育成のシステムを見直す時期が来ている。
適応できない企業は恐竜なのかもしれない。

 

ー 夢を持てる会社でありたい。写真は当社の社員研修の一コマ。

 

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