先日、ある国内メーカーのグローバル研修(15名)がスタートとして、キックオフの講師を弊社福田聡子と2名で担当した。
この企業でのグローバル研修は、今年で5年目になる。
過去4年間とも非常に高い評価を受け、このプログラムも社内で随分定着してきた。
その分、ご担当者も今年の研修への期待も高くなっていることがわかる。
このプログラムは、4カ月間の国内グローバル研修と、4カ月間の海外留学(5名対象)である。
研修生は、23歳~30歳の若手選抜社員であり、今年も個性のあふれるメンバーと出会うことができた。
<20代の海外研修のインパクト>
いつも思うのだが、20代の海外研修は想像以上にインパクトがある。もちろん人にもよる。やる気も目標もない人はただのバケーションにして帰ってくる。4ヶ月の海外研修で周囲が度肝を抜かれる結果を出す人は、自分に何が起きたかを語りだすと止まらない。人生観を揺さぶるような経験をするのだ。
40代でそれが起きないといえないが、経験上若い優秀な人ほどその揺れ幅は大きい。
こういう人は、帰国後も英語の継続学習は当然するし、自分のリーダーシップとコミュニケーションスタイルを確立しようとする。
今年の研修生は、昨年よりさらに研修前から元気で、積極的に意見を発言する人が目立ち、グローバル化に対して、とても前向きな姿勢があることがわかった。
そして、このプロジェクトを始めた5年前に比べると、グローバル化も進んでおり、若手の意識も随分変わってきているのだと実感する。
彼らの実務での英語使用頻度は、今はあまり高くないようだが、
中にはアメリカやフランスで国際学会でのプレゼンテーションの機会がある受講生も数名いた。
その分、この研修への意気込み、研修後の自分の成長を期待している様子が伺える。
今回の研修一日通して、彼らの顔を見ながら、5年前の同企業での最終発表会を思い出した。
国内研修、海外研修を終え、帰国後の成果発表で、まるで人が変わったように 堂々と、そして楽しそうに、多くの役員を前に英語でプレゼンした参加者を思い出し、今年もこの15名の中から、あの時のようなのが参加者が出るのではないかと、今から楽しみである。
写真は、初回研修を一緒に担当した福田聡子
の英語右脳型学習法研修の様子。