月曜日に大阪で選抜グローバル人材育成のキックオフとして、約60名向けの〈自分グローバル化セミナー〉を行った。
この研修は、昨年に引き続き、2年目の研修だが、今年は初の試みとして、キックオフのみ3年目社員と選抜中堅人材の合同で開催した。
選抜中堅人材の研修は、約5ヵ月間で、グローバルビジネスで存在感を出せるコミュニケーションスキルを習得し、そして、次の時代の成長に貢献できるような事業提案を行う、という二本柱となっている。
当日は約60名という大人数ということもあり、開始当初こそ静かだったものの、ペアワークやグループワークでのディスカッションでは大いに盛り上がり、このセミナーが自分自身をグローバル化するための一つのきっかけになってくれたのであれば嬉しい。
〈今国内の仕事だけだからグローバル人材にならない?>
このようなグローバル研修を行っていて昨今よく聞かれる声として、「会社にはグローバル人材になれ、と言われるけれども、自分のお客様は国内が主流だし、特に必要性も感じられない」というものが挙げられる。
もちろん、それも一理ある。ただ、考えてほしい。
今目の前にいるお客様だけがお客様だけなのか。
今後10年、20年、30年と続く長いキャリアで考えた時、お客様やパートナーはいつまでも日本にいる日本人だけなのだろうか?
1年後の未来すら予測することが難しいのはもちろんだが、そんな中にあってもなお、常に10年後を見据えた仕事が出来ているのか。
スマートフォンがあっという間に携帯電話の主流になったように、技術の進展がかつてとは比較にならないくらい速くなった今、求められるのは、消費者のニーズを超えた商品を提供できる革新性とそれを生みだすスピードだ。
新しい市場を生み出し、常に消費者をあっと驚かせるような商品を提供できる企業のみが生き残る厳しい世界にあっては、それを実現できる人材が最も重要な資源だ。
そして、それをグローバルな舞台でそのリソースを使って実現できる人材こそが今求められているのだ。
写真は当日の様子。