布留川 勝の人材育成の現場日記

再び注目を集める海外研修:語学学校編

2011/12/04

海外研修(若手・中堅)

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11月29日(火)に第73回G研 「英語力、グローバルマインド、エグゼクティブ人脈が
同時に手に入る海外研修:語学学校編 ~ イギリス・エグゼクティブ向け語学学校のご紹介~」
をThe London School of EnglishとCanterbury Language Trainingのディレクター、Mr. Timothy Blake(ティモシー・ブレイク氏)とMr. John Miles(ジョン・マイルズ氏)をお招きして開催した。

私のパートでは、リーマン・ショック以降の停滞期から一転、最近にわかに注目されている海外研修について取り上げ、企業向け海外研修の現状と語学学校の位置付け、そしてその活用方法についてお話しした。

海外研修の投資効果としては、「英語力」だけでなく、その強烈な異文化体験を通してグローバル人材に必須のマインド、スキル、そして貴重な人脈を同時に得られるという点が大きい。語学学校も、その選び方によっては、短期間で英語力とコミュニケーションスキルを同時にアップすることができる。語学学校を選ぶ際に重要なのが、以下の2点である。

・研修目的を明確化する
・研修目的、対象層に合った学校、コースを、教師や参加者、設備、環境、マネジメント、プログラムなど、多様な要素を総合的に判断した上で選択する

さらに、海外研修の成功には、効果的な事前研修の実施も欠かせない。事前研修を通して、自立したグローバルビジネスパーソンとして世界中から集まる参加者と対等に学びあうためのスキル・マインドを習得する。そうすることで、海外研修をスキルアップの場として最大限活用できるのだ。

そしてパート2では、弊社パートナーのThe London School of English (LSE) とCanterbury LanguageTraining (CLT)のディレクター、Mr. Timothy Blake(ティモシー・ブレイク氏)とMr. John Miles(ジョン・マイルズ氏)に、クオリティの高い語学学校の具体的事例として、各学校の詳細についてご紹介いただいた。

語学学校というと誤解されがちであるが、LSEやCLTのような厳選されたビジネス重視の語学学校は、単に英語力の習得だけを目的としているわけではなく、コミュニケーションスキル、人脈、ダイバーシティ力など、参加者にとって最大限豊富な収穫があるようにコースが設計されている

1912年に創立されたLSEは、世界で最も歴史ある公認英語学校。弊社クライアント企業からは大変高い評価を得ている学校であり、私自身も何度も訪問したことがある。ビジネスパーソンのニーズに焦点を当て、学校のロケーション、サービス、プログラム内容など細部に注意を払っており、そのクオリティーの高さと姿勢は他の語学学校とは一線を画している。受講者の平均年齢は30代後半、プログラムも企業に勤めるビジネスパーソン向けのコースから、弁護士、政府系関係者向けコースなど、多様な分野に特化したプログラムを展開している。

このLSEの姉妹校であるCLTは、受講者全員に目が届く少人数制の語学学校だ。1992年の創立時より、ビジネス英語を短期間に習得する必要があるビジネスパーソンのニーズに合わせ、受け入れ人数は常時20名以下、1グループ4名以下に限定し、きめ細かな『パーソナルサービス』を提供している。歴史、自然が豊かな地方都市、カンタベリーというロケーションを活かし、文化、スポーツなどの教養を高めるための課題授業も充実しているのが特徴だ。

イギリスのエグゼクティブ向け語学学校として、世界中の有名企業から高い評価を受けている2校のこだわりと実績について、参加者からも海外研修として活用する場合の具体的な質問が出るなど、関心の高さが伺えた。講師、プログラム、受講者、学習環境など、多面的に見て質の高い語学学校とはどのようなものか、ご参加者にもより具体的なイメージを持っていただけたようだ。休憩中や登壇後にはディレクター二人とご参加者全員が名刺交換する機会もあり、大変有意義な会となった。

次回G研は12月6日(火)13:30~17:00、
『グローバル人材育成で失敗しないための3つのポイント
~ ニューヨーク大学Mini-MBAプログラムのご紹介~』
を開催する。

ニューヨーク大学 American Language Institute から、Mini-MBAプログラムの責任者、
Peter McCagg氏をお迎えして、プログラムの特長や魅力をお伝えする大変貴重な機会である。ぜひご参加いただきたい。

詳細とお申し込みは→http://www.globaledu-j.com/hrd/seminar_report/seminar_02.html

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