先週関西で1年間のグローバルリーダー研修最終成果発表会があった。
国内外の経営陣が勢ぞろいする中で、英語でのプレゼンテーションと、前年度参加者(1期生)と今年度参加者(2期生)によるディベートが行われた。
1年前のコーススタート時を知っている人事統括部ご担当者や弊社の講師とスタッフは、あまりの変貌振りに驚き、感動した。
ここまでたどり着くには、現場のご担当者の皆さんの並々ならぬ熱意と縁の下の力持ち的な努力があった。当日は、講師陣のなかから、Jimと小林さんも駆けつけた。やはりこの変貌振りに関われた関係者もご本人同様嬉しいものだ。
懇親会の席で、社長から今後のグローバル展開に関する構想も伺ったが、1期と2期の卒業生は、この構想を実現する人材としてビルトインされている。
この1年研修生がどれくらい努力されたのかが、私には手にとるようにわかった。超多忙のコア人材であるから、仕事の合間や帰宅後、休日をフルに使わなければここまでは伸びない。
遡ること、3年前になるが、私が人事系の専門誌(『人材教育』)に寄稿した『コア人材のグローバル化に向けての提言』を読まれたK人事部長から、ご連絡いただきいろいろざっくばらんにお話を伺い意見交換させていただいた。K人事部長の思いは、グローバル人材の育成を梃子にして、企業風土をグローバルに変革したいというところにあった。
もともと、オープンで言いたいことが自由に言える風土の企業であるが、グローバルマインドを新たに吹き込むことにより、人材開発と組織開発を両立させたい、というご意向である。
そんなK氏から、先日嬉しいメールを頂いた。
『懇親会のときにゲストの人から、
「会社変わりましたね。何か、別の会社になったみたいで—-」
もちろん賞賛を込めて、そう言われたときが、一番嬉しかったですね。
卒業生が増えてくれば、きっと会社の共通言語が変わる、世界の見方が変わ
る、そして当社の風土が変わっていくと確信しています。
これからもどうぞよろしくお願い致します。
Dr.Dougherty 、小林先生、近藤さん、皆様に心より御礼申し上げます。』
第3期は、10月にスタートである。心を新たにさらにパワーアップした研修のコーディネートに挑みたい、と決意した。
写真は当日の様子。