金曜日は、新里聡さんとG研分科会(プレミアム)を開催した。このG研プレミアムは、新企画で、人数を最大6名にし、G研で講師に興味を持たれたご参加者がもっと身近に話を聞きたい、コースについて詳しく聞きたいというお声にお答えしたものである。
第一回目は、たまたま上京(新里さんは沖縄在住)されていたので、直前に開催を決定した。
今回は、直前のご案内で3社3名のご参加だったが、和気あいあいで楽しくかつ有意義な会だった。
やはり少人数だと突っ込んだ話もできるし、今回のご参加者からのインプットは、まさに現状を反映したものでオブザーバーの私も引き込まれてしまった。
新里さんのポリシーは、No Pain No Gainではなく、No Fun No Gainである。常に笑いが絶えないし、その中に鋭い角度で本質を突くポイントが出てくる。
以下、私が新里ワールドを満喫したポイントである。
「五者」:インストラクターの五つの役割
学者:100を知って1を教える。分かりやすさの裏に膨大な知識。断言とは、大事でない部分を思い切って「断ち」、重要なところに絞って言うこと。知識が無い人には絞れない。
易者:成功を信じる気持ちをサポート。不安をきっぱりと切り捨ててあげる。マインドの部分では成功に向かっているのだと思えるようにサポートし、アクションの部分では達成に向け具体的な行動に出来るようサポートする。
医者:人の心理を理解する。知識やスキルのレベルを把握し、相手のニーズによって教え方を変える。タイプを見分ける。理屈を追求し考え抜く思考型か暗記・鵜呑み型か。
芸者:エンターテイメント!笑いやワクワク感、そして明るさ。ちょっと笑わせ、一気に教え、そしてまた笑い、さらに教える。または、笑いをあちらこちらにちりばめる!
役者:人を惹き付ける力。話し方(声のトーン、強弱のメリハリ、抑揚や間)、見せ方(動き方、アイコンタクト)、身だしなみ(服装)
そして、ジェームス・アレンのこの言葉も紹介された。
『人は、自分をつくりもし、壊しもする。思考の兵器庫の中で、人は自分を破壊する兵器をつくるし、また自分自身のために喜びと力と平和とからなる天国のような邸宅をつくる道具も設計する。』
『思考の兵器庫』か。。。
人材育成の現場にいると、ぐっとくる言葉である。
新里さんは、一見天然系天才(失礼!)であるが、まさに「100を知って1を教える!」を実践している深みのある学者であり、他の4者も具えているのはさすがである。
次回プレミア分科会は、堀田孝治氏をお迎えし、明日8日(水)に開催する。嬉しいことに、すでに6名ご参加で満席である。
次々回は7月28日(火)に、菅原美千子氏をお迎えし、「ビジョンメーキング&ストーリーテリング」を学ぶ予定であるので、ご興味のあるG研会員の方はぜひご一報頂きたい(こちらはまだWebG研未発表)。
写真は当日の模様。