本日は弊社クライアントの海外研修帰国報告会があり、役員や幹部の皆様と同席させていただいた。
30代の優秀な男女12名がニューヨーク大学とUCバークレーのMini-MBA型のコースに参加されての報告である。コース参加者の間では、グローバル人材は『グロ人』と略されている。帰国後はグローバルな仕事に就き本当に『グロ人』になる。
プレゼン後、『来期派遣する社員の選抜基準について意見が欲しい。どんな人がこのコースを受ければ当社のグローバル展開に貢献できる人材育成になるか?投資効果が高いと思うか?』という直球の質問が今回のコース終了者に発せられた。
『熱い人、生命力のある人』という経験者ならではの返答がでた。多国籍で学ぶ中で引っ込み思案もいつも疲れている人も向いていない、ということだ。
私も同感である。米国人だけではなく、中国、イタリア、ブラジル、トルコ、韓国、台湾など多国籍のグループワークでものをいうのは、ロジックだけではない。パワー、ビジョン、折れない心も必須である。
『もうなんでもどこでも仕事OKです。国内海外問いません。』『ニューヨークでの人の出会いで勉強心に火がついた。』『ビジョンがいかに大事かわかった。』『英語力が大幅にのびた。ニュースが全部わかるようになった。』などのコメントがでた。
そして、出発前、ちょうど1年前を覚えている私が感じたのは、『全員確実に一皮向けた。』だった。
帰国後も更に自分に磨きをかけることを決意した『グロ人』が誕生した。もう彼ら彼女らには、グローバルな舞台で『戦い』『協働する』ことに何のためらいも見えない。