明日までマレーシアのクアラルンプール滞在である。日本が暑いので、もっと暑いところで「大変ですねー」という激励のメールを頂くが、ここ数日こちらはそんなに暑くない。かえって湿気もそんなになく過ごしやすいくらいである。
写真は、グローバルトレーニング・ワークショップ終了後の講師と参加者の方々(1週間平均3-4時間の睡眠しかとれない位ハードであった)。今回参加は4カ国(中国、台湾、韓国、日本)である。ワークショップ参加者には英語のネイティブはいないのでグローバルイングリッシュが飛び交った。
前回のブログで『英語力アップのためのコストと質のバランス』について書くと申し上げたので、「英語で苦しむ日本人ビジネスパーソンへのメッセージ」も含めて書いてみたい。
何百万円も英語レッスンにかけても成果の上がらない人も、年に数万円程度でも英語をものにしてしまう人もいる。必ずしも金額の問題ではないのだ。企業でも同じである。英語研修に予算を多く取れば社員の英語力が自動的に上がるわけではない。
英語力アップの公式は、
『モチベーション(Motivation)×正しい学習法(Strategy)』
である。
これはどちらのパートも意外と難しい。英語が大好きでしょうがない人は、モチベーション(M)はすぐに突破する。そして、絶対に続けられる自分独自の学習法(S)を考え付くかどうかが次の難関である。ただ、Mを突破してもSでつまずく人も多いのだ。
しかも、日本のビジネスパーソンで英語が好きでしょうがない人はめったにない。モチベーションは人それぞれ千差万別であり、無理やりモチベートしようとしてもうまくいかない。本人が心から何らかの理由で英語ができるようになりたい、と思い1年間はやり続ける決意をするかどうかが鍵となる。
では、どうすればよいのか?
これしかないという方法はないが、例えばこんな方法がある。
まず、モチベーションに手をつける。なぜ、英語をものにするべきかをできるだけ頭の中にクリアなイメージやビジョンとして作り上げる。英語のできる自分の人生、あるいはキャリアを英語のできない自分のそれと比較する。これは、自分ひとりで行うよりセミナーでペアワークを使って行うと効果が高い。このセミナーはこの1年で500人以上に受けていただき好評である。
英語を留学しないでものにしている人の共通項は、『楽しく学んでいる』ことである。
私が行っているセミナー『パーソナル・グローバリゼーションー自分をグローバル化する方法』のひとつのパートが『右脳型英語学習法』である。その中で取り上げているのが、上に上げた『モチベーション×正しい学習法』の法則である。このコースは留学や海外に住まずに1年で『グローバル・イングリッシュ』を使えるようにするためのものだ。
この法則をさらに具体的かつ現実的にするために、『英語で話す機会』を習慣化するコースを探して、先週マニラを訪れた。そして、その『楽しく学ぶ』ための『電話英語コース』の打ち合わせを行った。このコースは、正しい学習法における「ペースメーカー」のような位置づけである。例えば、毎日あるいは週3回一定の時間にフィリピンの先生から電話が入り、10分間話をする。トピックは自由であるが、例えば自分の趣味、将来、仕事、夢、家族、友人などである。別に特別難しい内容である必要はない。10分間話し続けるのはそれなりの英語力が必要であるが、TOEIC400あれば十分である。
なぜフィリピンか?それは、コストと質のバランスである。この場合の質とは、自分をモチベートしてくれるかどうかに特に焦点をあてている。フィリピン人英語教師の特徴は、1)親切 2)明るい 3)英語がわかりやすい の3点に尽きる。当社社員も5名がサンプルレッスンを受けたがみな同じ印象である。
コスト面では、2つのメリットがある。1)は人件費が安いこと 2)はIP電話による低通信費である。
英語学習法に関しては、弊社サイト(http://www.globaledu-j.com/k/index.html)を見ていただきたい。
コストをできるだけかけずに、1年以内に国内でグローバルイングリッシュをものにする。韓国ではすでに1700人の多忙なビジネスパーソンも楽しく学習し成果をあげている。
これからのキャリアにおいて、English Divide(英語ができるかできないかによる選別)はよりシビアになる可能性は高い。
今回ご紹介した方法にご興味を持たれた場合は詳細はこちらまでご連絡いただきたい。
http://www.globaledu-j.com/j/contact.php